プログラマーの幸せ

プログラマーを長く続けられる人は、プログラミングが好きという人が多いと思います。

僕もそのクチで、プログラミングは好きです。
結局、「好きな事を仕事にしている」のに、僕は何故仕事を辞めたくなったのでしょうか。

今、異分子として製造業に入社させて頂きました。
「ソフトウェア開発」の技術が「実は欲しかったもの」と認知されてきたようです。
その内「ソフトウェア開発」に特化した組織を立ち上げることになるかもしれません。

僕は「辞めたくなった組織」の経験しかなく、自分が組織を作っても同じものにしてしまう気がします。
そこで、「辞めたくならない、プログラマーにとっての幸せ」について考えてみたいと思います。

好きなことはプログラミング?

繰り返しになりますが、僕はプログラミングが好きです。
だからと言って、「プログラミングが出来れば幸せ」ではありません。
当然ですが「好きなプログラミング」と「好きではないプログラミング」があります。

ということは「プログラミングが好き」という前提が崩れているのかもしれません。
つまり「好きな(面白い・楽しい)プログラミングをしているのが好き」みたいです。
問答みたいになってますね。何を言ってるんだか。

長くソフトウェア開発に携わってきましたが、全て合わせても「面白い・楽しい」と感じたのは1割未満ですね。
12年勤めましたが1年もありません。
まぁ、そんなもんですかね。

仕事ですから、楽しいことばかりやっていられる訳ではありません。
とはいえ、全く無いのは不幸です。
なので、面白い・楽しいと感じた時間を幸せのボーダーとしましょう。

僕の場合、1割以上面白い・楽しいプログラミングがあれば幸せ。

割合は個人の匙加減で決めて下さい。
どこまで耐えられるかは、その人次第ですから。

面白い・楽しいプログラミング

これについては、以前まとめました。

過去記事「面白くない」参照。

要約すると、
ある程度以上の「新鮮さ・斬新さと難易度」を兼ね備えているものが面白い
です。

プログラマーはあくまで技術者ですから、「新鮮さ・斬新さ」を生み出したいのです。
で、「スゴイ」と言ってもらいたいのです。
驚かせたい。そして褒めろ。

ある程度の難易度が欲しいのは自己満足です。
知的好奇心を満たしてくれる心が折れない程度の壁が欲しい。
「僕ならではの手法で乗り越えた」みたいなのはゾクゾクしますね。
自慢したい。そして褒めろ。

しかし、乗り越えられないと心が折れてしまいます。
なので、乗り越えるための環境が必要です。

①乗り越えるために十分なリソース(時間・お金)があること
②乗り越えるために相談できる相手がいること

納期が短いと発狂しますし、お金が無いとツールや人の力は借りれず苦しみが長期化します。
相談相手がいないと孤独に押しつぶされます。
まぁ、地獄ですわね。

話しは変わりますが、プログラマーの残念な所(主に僕ですが)は「スゴイ」と言ってもらえれば満足なところです。
「お金にするのは営業の仕事」とビジネスを切り離してしまいます。
お金に繋がらないので評価されず、ふてくされるのがプログラマー。
③として「評価してくれる人がいること」を追加します。

まとめ

まとめます。

プログラマーの幸せとは
X割以上、面白い・楽しいプログラミングができていること

割合は適当に決めて下さい。

面白い・楽しいプログラミングとは
ある程度以上の「新鮮さ・斬新さと難易度」があり、以下の環境を満たしていること

  1. 乗り越えるために十分なリソース(時間・お金)があること
  2. 乗り越えるために相談できる相手がいること
  3. 評価してくれる人がいること

・・・無いな。

おわり

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