プログラマーと裁量労働制


僕もプログラマー時代は固定給でした。
みなし残業という言い回しではなく固定の役職手当で、
およそ1.5時間程度/日の金額が設定されていました。
なので、何時間働いたところで給料は同じです。

最近国会で討論されている「裁量労働制」の問題について
僕の見解を述べてみたいと思います。

裁量労働制は定額働かせ放題?

国会で裁量労働制を「定額働かせ放題」と表現していました。
そのまま過労死に繋げる野党は論点がズレていると思っています。

裁量労働制というのは
「仕事量や勤務時間を調整する裁量を働く人に与える」
というものですから特段おかしな話ではありません。

しかし以下の2パターンで見え方が変わってきます。

パターン①:「仕事量 < 標準勤務時間」 もしくは「標準勤務時間 < 仕事量 < 異常な勤務時間」
仕事量が正常な範囲ですので
「早めに仕事を終わらせてプライベートを充実させ」たり
「ある日は夕方四時に帰って翌日少し残業する調整」ができます。
安倍首相の狙い通りです。

だらだら残業している人が給料が高くて
効率よく仕事を終わらせる人は給料が低いというのでは
あまりにも無常ですしね。

パターン②: 「異常な勤務時間 < 仕事量」
この場合、そもそもこなせない仕事量ですので
・納期をずらす
・仕事量を減らす(本当に必要な部分だけ対応する)
・リソース(人 or 労働時間)を増やす
のいずれかしかありません。

「納期をずらす」「仕事量を減らす」「人を増やす」は
それなりに力を持った人にしかできない方法です。

そうでない立場が弱い人には労働時間を増やすしかありません。
それは残業代が定額かどうかとはあまり関係ないように感じます。
残業代がつく会社でも、サービス残業は存在するので。

「定額働かせ放題」という言葉の功罪

会社という人外が仕事を詰め放題にしているように感じます。
全て会社というものに責任を擦り付けて、
犯人をぼかす良い言葉ですね。

例えば、プログラマーの世界では以下のようなケースが考えられます。

Ⅰ.少し休めそうな隙間ができたので早めに帰ろうとしたら
「暇なの?じゃあ、これもやって。」と言われた。
→上司からの業務命令です。逆らえません。

Ⅱ.「本当は俺がやりたいんだけど、君の勉強の為だからさ。」とか
「こういう雑用はさ。若い君が率先してやらないと。」と仕事が降ってきた。
→老害やウザい先輩のご厚意です。ぶっコロ・・・(自粛)。逆らえません。

Ⅲ.この調子で行けば何とかいけそうという時に、働くママさんの∞コンボ
「子供が熱を出した。お迎えに行かないと。」
「子供の熱が引かないので、本日出社できません。」
「子供の熱が引かないので、本日出社できません。」
  :
(以下略)
→国家権力に守られた強制イベントです。逆らえません。

Ⅳ.影響範囲のでかい致命的な不具合
→自分もしくは自分より下が発生させた手戻りです。逆らえません。

自分も仕事を抱えているのに、
Ⅰ~Ⅳのイベント発生による仕事量の増加が精神に異常をきたします。

というのも
「仕事の増加量 < 仕事の消化スピード」であれば結構と耐えられるのですが、
「仕事の増加量 > 仕事の消化スピード」となれば精神が持ちません。

オアシスが遠くに見えている状態なら頑張れるけど、
オアシスが蜃気楼だと気付いた瞬間倒れるイメージです。

これって本当に「会社」が悪いのでしょうか?

まとめ

裁量労働制なんてぶっちゃけどうでも良いです。
誰かが得すれば誰かが損するのは世の常ですので
自分が得する側にまわるか、自分の限界を超えない範囲で調整するしかありません。

しかし、得する側にまわるには嫌われないといけませんし
限界を超えない範囲の調整は自分でするしかありません。
限界なんて自分にしかわかりませんから。

「自分の限界なんて自分で決めるもんじゃないだろ?」
と、かっこよく言ってもダメです。

自分で決めろ。そして断れ。でないと死ぬ。
第一、どんな弱い立場の人でも「退職」という最終権利はあるのですから。

イジメられている子に「イジメはイジメられる方が悪い」と言っているようで
かなり気が引けますが国のせいにしても始まりません。
自衛しないと死にます。これホント。

そんなあなたにおそ松さんのワンシーンを贈ります。

チョロ松「お前、何で断らないの?」
カラ松「優しいからだー」
チョロ松「いや、意志が弱いだけだろ?」

おそ松さんは名作です。
ちなみに僕も断れない人間です。

優しいからだー

今日の文章は、全て僕に向けた内容です。
おわり


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