なぜなぜハラスメント

僕はXXハラスメントという言葉が苦手。
コンプライアンステストというのを会社で受けるが大体間違える。
いつも選択肢が絶妙。

セクハラ・パワハラ・マタハラ・モラハラ・家事ハラ・・・。

そのくせハラスメントの言葉を増やそうという今回の趣旨。

ツールとしてのなぜなぜ分析

カイゼン・見える化・カンバン方式・7つのムダ・QC7つ道具・・・
数々のわかりやすいフレーズを作ったトヨタ式。
あんまりよく知らんのだけれども。

割と有名なのが「なぜなぜ分析」
「なぜを3回(5回)繰り返せ」とか「5W1HのWはすべてWhy」とか
ロジカルシンキンガーに考えやすい枠組みを提供してくれた。
マインドマップやら特性要因図・プロセスフローダイアグラムやらを使って分析したこともあるかもしれない。

なぜなぜ分析はとても素晴らしいツールだと思う。
僕も結構使う。そんなツールが今、パワハラの道具として使われている。

人格を否定するなぜなぜ分析

何度も聞き返されるとストレスに感じる人もいると思う。
人の感情に敏感な人は2回くらい聞き取れなかったら
次聞き返すのをやめるだろう。

「なぜ」で聞き返されるのは聞き取れないより暴力的だ。
言い方や言う人にもよるけれども、
例えそういう場だとわかっていても「なぜ」数回で心が折れる。

試しに仲の良い恋人や友達にやってみると良い。
相手の言葉すべてに「なぜ」で返す。
そのスタンスはもはや人格の否定に近い。
相手にトラウマを植え付けて、関係は修復不可能なほどに悪化するかもしれない。

自分に「なぜ」と問いかけるのは良いと思う。
一緒に考えるのも良いと思う。
人に「なぜ」と問いかけるのはやめた方が良いと思う。

まとめ

上下がないパワー関係でも「なぜ」の殴打はキツイ。
相手より立場が下だともっとつらいと思う。
立場や年齢が上の人が下に対して「なぜ」で圧迫する様子をよく見かける。
原因は自分か他人の「能力」か「意識」で、対策は「頑張る」だ。
頑張って勉強(教育)する、頑張って確認する(させる)。

「なぜ」と問うのではなく「なんでだろう」と考えるべきだと思う。
なんでだろう分析。テツandトモ?

なぜなぜハラスメント。

おわり

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