多様性(ダイバーシティ)を受け入れる本当の意味とは?【結論:実力主義】

多様性を受け入れる。
画一的で標準的、なんでも器用に受け入れる日本人には少ししんどいのかもしれません。
日本にもいくつか宗教があるとは言えそれほど大きく価値観は変わりません。
移民も受け入れておらず様々な人種が大量に入り乱れるということもありません。

日本での多様性は世界的にいう
「締結国は、生物の多様性が有する内在的な価値並びに生物の多様性及びその構成要素が有する生態学上、遺伝上、社会上、経済上、科学上、教育上、文化上、レクリエーション上及び芸術上の価値を意識し」
とは少し異なるように思います。

特定の属性を指すダイバーシティ

日本において多様性やダイバーシティを議論する場合、
少数派をどうするか。
主に小さなお子さんがいる女性、障がい者、外国籍といった立場の人を
どう扱うかについての議論が中心です。
世界的にはLGBTの受容でしょうか。

多様性を受容する理由として「新たなサービス創出の原動力」があります。
しかしながらやってることは「テレワークを導入する」が主流です。
最近、「多様性=テレワーク」になりつつあり、勿体ないなぁと感じる今日この頃。

マネジメントにおいて予測できないことがリスクです。
小さなお子さんがいる女性・障がい者・外国籍、
この3パターンで考えると最も予測できないのは小さなお子さんがいる女性です。
プロジェクトマネジメントはQCDを最大化するため人材を多めに入れるということはしません。
期限のある仕事において予測不能であることは致命的です。

障がい者と外国籍はできないことが一定で明確です。
しかし、小さなお子さんがいる女性は突発でトラブルが発生します。
影響も頻度もわかりません。

日本の多様性対策

現状の対策としては
最初からリスクを考慮して少ない負荷の仕事を与える。
が、中心であると考えます。

同じ境遇の人を集めたチームをつくるのも
テレワークを許可するのも
ただ、まとめて見えないところに追いやってるだけという、ね。
「新たなサービス創出の原動力」とは無縁です。

ダイバーシティは多様性に応じた働き方の話ではなく
適切な量と質の仕事を与える必要があります。
しかし、日本の多くのマネジメントには仕事を切り出す能力がなく、
平均から外れる人材を隅っこに追いやって平均値を作ろうとします。
抽象的な指示をしておけば、うまいことやってくれる人材ほど便利なものはありません。

人材不足と言われる世の中でリソースを無駄遣いするという矛盾した実態。
勿体ないですね。

まとめ

多様性を受け入れるということは、
実力主義にするということではないかと思います。

クエスト掲示板のような受注方式にして、
クエストをこなした時点で報酬が発生するような仕組み。

僕がカンバンボードが好きなのもこういう背景があります。
たくさんの付箋を消化してくれればちゃんと評価できますし、
タスクが小さくなっているので突発のイレギュラーにも対処しやすい。
おススメです。

多様性を受け入れるための仕組みと評価方法

おわり

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