IT時代の寵児インド – データから見るインドの給与水準

以前の記事でOECD加盟国中では
日本の給与水準が低いことはわかりました。

しかし、今IT業界において飛ぶ鳥を落とす勢いのインドはどうなのでしょうか。
少し疑問に感じたので調べてみました。

データは以下を使用しています。
Search Salaries by Country


僕が一緒に仕事したインド人は、アメリカ、カナダ、日本に住んで働いていました。
ですので給与水準は住んでいる土地と同等だと思います。
役割によって給与水準が違うようで、
コンサルタントという立場の人は清潔感のある身なり(スーツ)でかなり稼いでいる印象です。

エンジニアはというと本国のインド・ムンバイなどからくることが多く、
ちょっと独特の色(あまり日本では見ない濃いめの紫など)のトレーナーとジーンズだったりして
稼いでるかどうかというとちょっとわからない感じです。

ムンバイというとインドに行ったことのない僕は以下のような光景を想像してしまいます。

[インド大好き!ティラキタブログ – 世界最悪のラッシュを記録するムンバイの近郊列車に乗ってきた]より引用

しかし、インドは地域格差が大きくムンバイ市は以下のような雰囲気のようです。

Wikipedia – ムンバイ

町の雰囲気は、こういう感じのところもムンバイにはあるようですが、

こんな感じのところもあるようですね。

雑然としており切り出す部分によっていくらでも発展途上のイメージを押し出すことができます。
しかしながら、ITにおける成長速度は異常で日本はとっくに置き去りにされています。
何より英語が堪能で人数が多い。

僕が以前勤めていたIT企業は100人程度の規模で営業は1~3人でした。
お付き合いのあったインドIT企業は日本常駐の営業だけで300人以上いるとのこと。
コンサルティングやエンジニアと役割ごとに人が異なり、
日本担当のインド人がどれだけいるかはわかりません。


では、各国の給与平均値です。

インドの給料ってだいぶ安いんですね。日本人1人雇う金額でインド人5人雇えるというね。


英語話者の中で、インド英語はアメリカ英語の次に多いと言われています。
インド人口は13.5億人と日本人の10倍以上。
ゼロの概念を発見した国なだけあって数字にも強い。

現在、グローバルで活躍している企業はインド人技術者の確保を急いでいます。
現地で働いてもらえば安く雇えるし、英語も母国語並みにしゃべれるという。

時差も3.5時間と大きくなく情報共有のロスもそれほどありません。
見方によっては3.5時間多くプロジェクトを進められます。

アメリカとインドの時差は10.5時間。
うまくやれば24時間プロジェクトを動かし続けられます。

空気読まない・協調性がない・話が長すぎる等の国民性はありますが、
技術力は正直申し上げて日本のITベンダーとそん色ありません。

これから先、どうなるんでしょうかね。

IT時代の寵児インド – データから見るインドの給与水準

おわり

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