プログラマー 9割のキツい仕事と1割の楽な仕事

プログラマーはキツイか?
という質問に対して僕が答えるとすれば

9割はキツイと答えます。

根拠ですが、僕は中小のITベンダーで約12年ソフトウェア開発の仕事に従事しました。
これは楽だったなぁと思える開発期間を累計すると1年とちょっとです。
きっと楽な仕事を効率よく奪ってる企業はありますね。

今回は9割のキツさと1割の楽さについてご説明します。

9割のキツイ仕事

大抵の仕事は時間とお金をかければ誰でもできます。
プログラマーの仕事も言うに及ばず。

しかし使える時間やお金を減らせば、できる人はぐっと絞られます。

プロの存在価値は成果物の品質というかもしれません。
しかし顧客が求めるものはスピードと安さです。

牛丼理論でいうと

  • 早い
  • うまい
  • 安い

私は技術力(品質)で勝負しています。
そうおっしゃる方もいらっしゃると思います。
素晴らしいですね。技術者なのですからそれが理想です。

では、技術力をどうやってお客さんは比較すればよいのでしょうか?
結局、安い金額で希望の納期に実現できる人が選ばれます。
単なる時間と価格の競争ですからキツイのは当然です。

1割の楽な仕事

長く携わってきたプロジェクト

先ほどの誰でもできるという話と矛盾しますが
1つ楽な仕事を挙げるとすればあなたしかできない仕事です。

例えばあなたが長期間携わってきた巨大な顧客専用の業務アプリ。
お金をかけて一から作り直せば誰でもできます。しかしそうはなりません。
つまり誰でも作れるけどあなたにしかできない状態が成立します。

このケースは付き合いもありますし、
言い値で吹っ掛けるというのは難しいです。
神の見えざる手が働くようです。

ただ国策などお金の出どころが第三者となれば言い値が可能です。
まさに濡れ手に粟案件。

自社のブランド力

あなたのお勤め先にブランド力があって、
御社にしかできないと思い込んでいるパターンですね。

どうにか機嫌を損ねずに仕事を受けてもらおうとする信者が発生します。
罪悪感を感じないタイプの人が営業すれば言い値ですね。

金額が折り合うというケースは稀ですが
判断できないのでどうにか払おうとします。
費用対効果ありきだと思うのですが変わってますね。

既にあるものを再利用

一般的に言われるケースですが既にあるものをうまく再利用するパターンです。
こんなのは都市伝説です。
小さな部品の再利用は当たり前ですがそんなことは他の競合もやってます。
あまり価格競争のアドバンテージになりません。

どれくらい再利用できる領域を大きくできるかが勝負の分かれ目ですが、
実際は、客さんの要望にピッタリ合致することはまずありません。

そういやアレが使えるなぁ。
と、話を聞いた段階で思うことは良くあるのですが
諸般の事情で色々手直しが必要になり大した節約にはならないケースが大半です。

お客さんが欲しそうなものを予め作っておいて
それを提案してそのまま仕事につながるケースもありますが、
それでも手直しが必要ないケースはまずありません。

まとめ

何かの拍子に運よく「濡れ手に粟案件」が来ます。

僕の感覚では1割程度。
実際は1割でも多い方かもしれません。
その時は完全にボーナスステージですので全力で楽しましょう。

プログラマーはキツい問題

おわり

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