「プログラミングはセンス」とは?

プログラミングはセンスと主張する人がいます。

どんなものでも向き不向きはあります。
それはプログラミングに限ったことではありません。
どれだけ努力しても乗り越えられない壁を感じることがあります。

僕は歌や絵画など芸術系は誰よりも下手です。
リズム感が無いとか服のセンスがおかしいとかよく言われてきました。
球技やダンスも苦手な部類です。「何か変」とよく言われます。
僕は何を改善すればよいのでしょうか。

もう少し具体的に言ってもらえないものでしょうか?


僕が人生で一番最初に始めたスポーツは空手です。
いや、水泳かも。どっちが先か忘れました。

5歳で始めて高校卒業まで続け、関西大会に優勝することができました。
高校2年では一回戦負けとはいえ全国大会にも出ました。
未だにあの負けには納得いってません。しかし負けは負け。
ダサい言い訳で何とか自分を保っています。

あの判定は無い、審判が悪い

高校時分、地元の大会では全ての大会で優勝しました。
自分はおそらく天才なのだろう。自惚れもします。

ある日、市の大会でいつものように優勝するつもりで参加したのですが、一回戦の相手は国体優勝選手。
個人戦では一本もとれずに負けました。

ど田舎の小さな大会で関西チャンピオンと国体優勝がいるという王道スポコン漫画みたいな話です。
しかも一回戦で潰しあう展開。

団体戦の大将戦でもう一度当たり、またもや一本もとれずに敗北。
相手は完全に手を抜いてました。
僕のプライドはズタズタです。

彼に大学行って空手を続けるのか?と聞いてみたところ、
もう飽きた。やめる。と。

僕は空手をやめました。


僕には空手のセンスがあったのでしょうか?
それともなかったのでしょうか?

もう一つ個人的な昔話をします。

僕は小学校の時分、短距離走は普通程度でした。
といってもそこまで遅いということはありません。
クラスの中で速い子がいてもゴール間際で1,2mの差という程度です。
ある日、他の小学校との共同で各種陸上競技を競うイベントがありました。

すごいと噂で聞いていた少年が50m走の僕の相手です。
よーいドン!の合図で僕が顔を上げた瞬間、その少年は既に数歩先を走っています。
彼は飛ぶようなスピードでどんどん差を広げていきます。
たった50m。彼がゴールした瞬間、僕はまだ中間地点を過ぎたところでした。
彼は50mを5秒台で走りぬけました。

彼の名前は覚前昌也
後にPL学園で野球部のキャプテンをつとめてプロ入り。
そんな彼のプロ生活は、1軍に出場することなく終わりました。
自分の手も足も出なかった相手が手も足もでない相手。

最近「忘却バッテリー」を読んでいるのですが、ものすごく刺さります。


さて、僕のような凡人は「センス」なんて言葉に頼らず努力するしかありません。
しかも残せる結果は並みよりちょっと良い程度。
とはいえ、僕も周りから憧れられる存在でもありました。
おそらく凡人なんていうと、謙遜というより嫌味ととらえる人も多いと思います。

センスのある天才も努力します。さらにその先もいます。
自分よりずっと先にいる人が、
自分より努力している上に自分の出来の悪さに悩んでいます。

同じ処理のプログラムを書いても、人によって行数は全く異なります。
場合によっては数十倍の差です。
効率の悪いプログラムを書いたら「センスがない」なのでしょうか?
評価者の趣味に合わないプログラムしか書けなかったら「センスがない」なのでしょうか?


安易に使いがちですが何もアドバイスしてない上に心をおるだけのセリフ。
僕も色んな人に言われました。

まぁ、僕から言えるのは、
プログラミングが好きなら良いんじゃない?
ってことくらいですね。

「プログラミングはセンス」とは?

おわり

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