DXの設計書⑬ – 身の丈を知る

IT関係のバズワードは、言うに及ばず、
どこかの誰かさんが何かを売りたいがために流行らせる言葉が大半です。
バズワードを使って「ウチの会社は遅れてる」と思わせ、財布のひもを緩ませることが狙いです。

余談ですが、ファッションなどで言われる流行色は「インターカラー(国際流行色委員会)」と呼ばれる団体が2年も前から決めているんですね。

例えば、IoT(Wikipedia)は1999年に、米国のマサチュー セッツ工科大学(MIT)のケビン・アシュトン氏が、
DX(Wikipedia)は2004年にスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマン氏が提唱しています。
最先端のように思われがちですが、概念は20年30年も前に存在する言葉で、
おそらくどこかのコンサルタントが技術や商品を売るために引っ張り出してきた言葉と考えます。

みんな、踊らされやすいですね。

所詮、ただのバズワードです。身の丈を知りましょう。


何を始めるにしてもお金や時間はかかります。
維持できないようなものを構築してはいけません。
単純に「使えない」といった場合、以下のケースがあります。

  • 物そのものが使えない
  • 使う人の能力(金・技術力)が足りず使えない

「物そのものが使えないケース」もザラにあります。
要求にマッチしないのであれば選んだ人が悪いとも言えますが、
要求にはマッチしてるが製品の完成度が低いケースもあります。

「使う人の能力が足りず使えない」は時間をかけて習熟するしかありません。
そこを短縮するためにSIerに頼みお金で解決しようとします。
SIerは構築するまではやってくれるでしょうがサポートは別料金です。
金銭的に割に合わなければ終了。金銭的に維持できないケースです。

構築からやるのであれば手の内化もできますが、
中身がブラックボックスの状態では触りようもありません。
トラブルシューティングできずツールに対する信頼性が失われ、
電源の入ったサーバーだけが残ります。
技術的に維持できないケースです。

一応お断りしておきますが一般論です。


何か変革を求めているのであれば人の能力のボトムアップが必要です。

ツールが優秀でツールに引き上げられる形で
社員の能力が全体的に向上することはあるかもしれません。
が、稀です。

僕はTableauというBIツールを好んで使用しダッシュボードを作って社内に展開しています。
使えば間違いなく自分や会社の付加価値を上げてくれるツールです。
有料ですが。

ベテランプログラマーがプログラミングで丸一日かけて作るダッシュボードも、
Tableauを使って数時間で作った新入社員のダッシュボードに負けます。
最初は僕もC#でダッシュボードを開発していましたが、
Tableauを覚えてからダッシュボードづくりにプログラムを書く気になれません。
余程凝ったことをしようとすると、プログラミングするしかないのですがうんざりします。

作られたダッシュボードは皆さん使ってくれますが、ダッシュボードを"作る方"には誰も興味を示しません。
大好きなEXCELで何度も同じものを作り直しています。
おそらくココがDXのチャンスです。

良さを訴え続け3年、ようやく社内で作る方にも興味を示す人達が登場し始めました。
おそらく僕のDX革命は成功するでしょう。


僕はこのDX(デジタルトランスフォーメーション)をチャンスと捉えています。
アナログを交換可能なデジタルに変換するという考えに従えば、
データの活用は必須です。

何でもかんでも好きにデータを集める時代です。
嫌でも社内に大量のデータが溜まっていることでしょう。
使えてなければタダのごみですが。

プログラミングを覚えろというのは無理がありますが
データ分析のためのBIツール(Tableau、PowerBI等)もそろっています。

材料と素人でもプロ並みの料理ができる道具は揃いました。
後は素人料理人を揃えるだけです。
自分の口にあったものが作れると思います。

世の中はコンサルや有名企業に踊らされ
維持できないツールを掴んで足止めを食らうことでしょう。
求めてない高カロリー料理でも食べてればよいと思います。

DXの設計書⑬ - 身の丈を知る

おわり

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。