今回はちょっと違う視点でプロジェクトが荒れる原因を探ってみたいと思います。
3匹のおさるさんの説明
3匹のおさるさんが開発を行っています。
4つの青の箱に対し設計・プログラミング・ユニットテストを行うことで4つ黄の箱にします。
しかし、おさるさんの技術力ではプログラミング・ユニットテストを1回で終わらせることができません。
ですのでやり直しが発生し、1つの箱に対してプログラミングとユニットテストを2回ずつ行うことになります。
上記の条件で作業を行わせた場合、作業工数と作業日数はそれぞれ何日になるのでしょうか。
3匹のおさるさん作業イメージ
稼働中のおさるさんはカラーで、非稼働のおさるさんはグレーにしています。
設計の直前で待ちが発生しているのは、設計が全て完了しないと次のステップへ進めないケースを想定しているからです。
3匹のおさるさん作業実績と見積差異
非稼働のおさるさんが多い為、このような結果になってしまいました。
全ての作業が完了するまで10日かかっています(作業日数:10日)。
実績差異でみると赤字ですね(作業工数30人日)。
2匹のおさるさん作業イメージ
では、2匹のおさるさんで作業する場合はどうか。
2匹のおさるさん作業実績と見積差異
実は2匹でやっても日数は変わりません(作業日数:10日)。
作業実績はトントンですね(作業工数:20日)
おさるさんに空き時間が発生しなかった為にこういう結果になったのだと考えられます。
3匹でやるべきか2匹でやるべきかの見極めはプロジェクトにおいて重要になってきます。
しかしながらプロジェクトの適正人数を算出することは至難の業です。
非稼働のおさるさん
人を投入しても期間は縮まらないということがよくあります。実は笑い話ではありません。
納期に間に合わない状況などで、慌てて人を投入するとこういう状況に陥ります。
〇非稼働のおさるさん大放出の5ステップ
①納期に間に合わない。
②焦って人を投入。
③設計書が間に合わない。仕様はリーダーの頭の中のみ。
④全員がリーダーの指示待ち。
⑤リーダーの一言「とりあえず、やれそうなとこやっといて」
〇非稼働における真面目なメンバーの行動パターン
・こっそりネットサーフィンを始める
・誰にも公開しないツールを作り始める
・仕様がわからないまま、とりあえずプログラミングする
性格の真面目な子は必死に走ってくれます。
心がくじけそうなとき心の支えになってくれます。
しかし、作ってるものが合ってるかどうかはわかりません。
〇非稼働におけるクズメンバーの行動パターン
・堂々と寝る
・堂々とスマホを弄り始める
・大声で無駄話を始める
クズメンバーは人の神経を逆なでします。また無神経なことを平気で言います。
・飲みに行きたいんで早めに帰っていいっすか(笑)
・無駄な残業したくないんすよね(笑)
・ワークライフバランスが重要なんで、仕事に必死とか(笑)
・こんなのやる意味あるんすか(笑)
正論ですが、僕がデスノート持ってたらこう書いてやります。
「ち〇こが腫れあがり5時間の悶絶の後に死亡」
みんなが思っていることを、わざわざ口にする必要はありません。
なにはともあれ、人数投入しても何も改善しないなんて事はよくある話です。
まとめ
こういう状況下でリーダーは、メンバーへの指示を後回しにし必死にプログラミングします。
設計するより作った方が早いと考えるのでしょう。
しかし、それが一番の原因。
こうなるとリーダーを変えた方が良いかもしれませんね。
こっわ。
おわり
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