前回に続きまたインドネタ。
IT界の風雲児インド。現地技術者の給与面ではまだまだ低い水準にあります。
しかし技術力は日本のベンダーと比べても遜色ありません。
文化や宗教、考え方の違いはありますが、
インドは英語を公用語とする地域も多く、どこの国でもコミュニケーションが取れます。
万年IT人材不足の日本を含む諸国から見たらインド人の技術者確保は喫緊の課題です。
逆にインド企業から見ればアメリカや中国、日本は格好の狩場です。
今回はインドの企業について調べてみます。
前置き
このページを参考にさせてもらいました。
TradingView – インド株式市場
https://jp.tradingview.com/markets/stocks-india/market-movers-large-cap/
インド株式市場の中でテクノロジーサービスを中心に上位トップ5を中心に見ていきます。
順位 | 名前 | 設立 | 所在地 | 従業員数 | 収益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | TATA CONSULTANCY S (タタ・コンサルタンシー・サービシズ) |
1986年 | ムンバイ | 448,464人 | 220.31億米ドル |
2 | INFOSYS LTD インフォシス |
1981年 | バンガロール | 204,107人 | 109.39億米ドル |
3 | HCL TECHNOLOGIES HCLテクノロジーズ |
1976年 | ノイダ | 159,000人 | 99.7億米ドル |
4 | WIPRO LTD ウィプロ |
1945年 | バンガロール | 100,000人 | 10.178憶米ドル |
5 | TECH MAHINDRA テック・マヒンドラ |
1986年 | プネー | 125,236人 | 53.2憶米ドル |
気になるのは従業員数ですが10万人以上の企業が中心です。
日本のIT企業(?)と比較するとこんな感じです。
業界動向 – Search.com
https://gyokai-search.com/4-jyoho-jyugyo.htm
名前 | 従業員数 |
---|---|
富士通 | 32,568 |
日立製作所 | 31,442 |
NEC | 20,125 |
NTTデータ | 11,515 |
富士ソフト | 7,840 |
TOP5社合わせても10万5千人しかいません。文字通り桁違い。
ちなみに、IT企業ではありませんがトヨタ自動車は連結で359,542人だそうです。
トヨタの人員をかき集めてもインドのトップIT企業に人数で勝てません。
数の暴力と英語力
インド人のIT技術者は日本人技術者の単純に10倍以上います。
僕は数名のインド人とお会いしましたが優秀な方も多く、大学もIIT(インド工科大学)等を出ています。
インドに5年間出向していた上司がおっしゃるには
優秀なインド人は日本になんか来ない
だそうです。
底が知れません。おそるべしインド。
10倍の人数で給料は1/5。
その人達が勤める企業の規模は10倍。
入ってくる情報量や進歩のスピードは比較にならないでしょう。
加えてネイティブ並みに英語が使えます。
この人達はどの国でも働くことができます。
また、日本語の記事と比べても英語の記事の方がITに関する情報は先を行っています。
まとめ
これから先どうなるんでしょうかね。
ただ不安をぶちまけただけの記事。恐縮です。
こわいこわい。
IT界の風雲児インド – インド企業を人数で見ていきます
おわり
コメントを残す