巨人の肩の上に立つ – 論文を読もう

論文読んでますか?
偉そうに言ってますが僕も読んでいません。
一時期昼夜問わず読んでいたのですが、最近めっきりです。
これはいかんということで自分への戒めの記事です。

私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです。

Wikipedia – 巨人の肩の上


Google Scholarトップ画面にいつも出てきます。「巨人の肩の上に立つ」
久しぶりに見て今心臓がキュッとなっています。
僕が論文を読み始めたころは必要に迫られてでした。
ただただ苦痛。その必要性もなくなり今は全く読まなくなっています。
論文読むことを苦に感じない人は是非多くの論文を読むことをお勧めします。

「巨人の肩の上にのる矮人」(きょじんのかたのうえにのるわいじん、ラテン語: nani gigantum umeris insidentes [1])という言葉は、
西洋のメタファーであり、現代の解釈では、先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指す。

Wikipedia – 巨人の肩の上

システム屋である以上、ソースコードであれ技術であれ再利用を考えるべきだと思います。
論文やGitHubもその一つで既に作られているものを自分で導き出す必要はありません。
僕よりはるかに頭の良い人達が、行けるところまで行ってその記録を残してくれているのが論文。
要は最先端です。

これを利用せずに得意な言語で好きなシステムを作って
「自分スゲー」ってなっているのであれば井の中の蛙です。
ブーメランです。心が締め付けられます。


プログラマーの3大美徳に傲慢が含まれますが、
プログラマーはリスクを過大視し他者の意見や技術を取り入れない傾向が見受けられます。
自分たちの引き出しの範囲で最先端を目指しています。
まぁ無理ですよね。

特に請負系のプログラマーはその傾向が強いです。
僕も請負畑の人間だったのでその根性が染みついています。
環境が変わり納期に追われる心配もなくなり、
開発方法もオープンな技術を多く取り入れるようになりました。

たまたま誰もやっていない簡単なことに運よく引っかかるので最先端と言えなくもないのですが、
別に人に自慢できるようなものでもないので誰も気にしない特許が増えるだけです。
誰もやらないギネス記録みたいなものですね。

ギネス世界記録: ギネスワールドレコーズ公式サイト


最先端を目指そうと考えるのであれば、
注目されている最先端の論文の行き詰ったところまで実装し、
その先にちょこっと足すのが良いでしょう。

天才たちの論文をリプレイスしようというのはおこがましいを通りこして愚かです。

戒めっ!!

巨人の肩の上に立つ – 論文を読もう

おわり

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