IT企業から大手製造業に転職して良いことは多いです。
難を挙げるとすれば動きの遅さでしょう。
今回はその最たる例の「会議」についてお話したいと思います。
中小のIT企業に勤めていたころ会議は月に片手で数えるほどでした。
今はというと一日に平均3,4回会議が入ります。
僕なんか少ない方で、他の人のスケジュールを見ると一日中会議しています。
テレワークが導入されてからというもの更に会議が増えました。
ブレーンストーミング・ワイガヤ・段コミ(段取コミュニケーション)・KPT・YWT
タイトルは違いますが、やってることは全て同じです。
平たく言えば
「みんなで一緒に悩もうぜ」の会
です。
時間が人数の倍数で失われます。
そこで得られる結論はというと・・・推して知るべし。
議事録には「決まったこと」ではなく
「会議中にやったこと」「状況の説明」と「とりあえずの宿題」が記載されます。
宿題出しとけば安心感が得られるのでしょう。
実験的に測定してみましたが、
- 宿題の結果が次の会議で使用される確率は30%
- 宿題の結果が次の次の会議で使用される確率は10%
でした。
会議のコスパはあまりよくありません。
10人で2時間かければ20時間です。
20時間あれば簡単なアプリが作れます。
データ分析であっても20時間もかければ様々な知見が得られます。
会議の目的は
こちらページのお言葉をお借りすると以下のとおりです。
会議の本来の意味や目的は「未来に向けて建設的な意思決定をすること」
[会議のお役立ち情報 – TKP貸会議室ネット]
会議の役割はこちらのページで以下のように述べています。
1 方針を決める会議
2 お互いのベクトルを一致させる会議
3 情報を共有する会議
4 アイデアを抽出する会議
5 業務を依頼・指示する会議
6 人材育成、教育、研修する会議
7 意見をまとめる会議
[会議の持つ7つの役割 – TOMAコンサルタンツグループ]
僕は大半の会議が研修のような形態であるように感じます。
1人2人のキーマンの話を残りの人が聴講するだけという状態。
キーマンがいればまだ良い方で、基本的には全員「教えてもらうスタンス」。
教師のいない教室のよう・・・目も当てられない。
誰かが答えや正解を持っていると思い込んでいて、
その答えを教えてもらおうとしています。
例え自分が答えを持っていても決定打になる発言はしない。
決め手にならない理解の確認や過去の苦労話に華が咲きます。
そういえば良いCMがありました。フリスクのCMです。
古いCMですが一見の価値ありです。
会議はムダは言い過ぎですね。
「9割の会議はムダ」に訂正しておきます。
会議はムダ
おわり
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