「いつまでに」を決めない日本人

いつまでにできる? → 頑張ります!!

可能な限り「いつまで」を答えません。

XX日までにやります!!→できませんでした!!

バカな子ほどかわいいと言いますが、バカですね。
かわいいと思います。
きちんと期日を宣言する習慣は付けた方が良いと思います。

デキない人のレッテルを貼られる人は
この「いつまでに」を答えない人だと思います。

ただ理想論だけでは片づけられない側面もあります。
少しお話させてください。


「いつまでに」を答えないでパッと思いつくのは3種類です。

①期日そのものを答えないパターン

冒頭の
いつまでにできる? → 頑張ります!!

正直このはぐらかされている感じが不快です。
聞かれなければ期限を答えないパターンも同じですね。

②異常に長い期日を答えるパターン

頼む際、頼む側はある程度作業量を見積もっています。
多少なら融通が利くと思いますが、
大幅に超えると「何でそんなにかかるのか」という疑問、疑いが生じます。

いつまでにできる? → 来年度中にはなんとか・・・

業者などが作業を見積もる場合「お断り価格」が存在します。
対会社ですからそういうものだと受け取れますが不信感はわきます。
頼み事に異常に長い期日を答えるのはこれと似ていて
「あなたの頼み事を対応する気はありません」
と受け取られても仕方がありません。

③決めたようで決めていないパターン。なる早(なるべく早く)
デキる人は仕事を頼まれると、必ず「いつまでに必要ですか?」と聞いてきます。
頼む側は「なる早」くらいの感覚しかないので聞かれると困ります。
強引に「なる早」で投げてくる人もいるのできちんと期限は決めましょう。

頼まれた方は「いつやっても良い(まぁ、2,3週間の内にやるか)」
頼んだ方は「1週間(勝手な自分見積)くらいでやってくれるだろう」

ムダな不安を残すことになりますし、
「まだできないの?」とせっつかれることになります。
頼み方が悪いのに頼まれた方がデキない人の烙印を押されます。

いつまでにできる? → すぐやります!!

なる早の亜種です。同じです。


ここまではホワイト企業のお話。余裕があることが前提です。

余裕のない単純に物量が多くてこなせない場合もあります。
消化するスピードより積みあがるスピードの方が多いパターン。

すでにあふれかえっている仕事の上に更に積み上げられ
休み時間・休日出勤・長時間残業を使って色んな工夫をしながら仕事をこなして
何とか一つ片付いたと思ったら矢先「え?暇なの?じゃあこれやって」。

すでに限界ギリギリで走っているのに息をついた隙を狙って新しい仕事が積みあがります。
「忙しい、しんどい、無理」と言っても「お前のマネジメントが悪い」で済まされます。

頼まれた瞬間に意識が飛んで気づけば電車をジッと見ていた。
そんな日もありました。今となっては笑い話です・・・。おぇ、吐きそう。

いつまでにできる? → はぁ(デキるわけない・・・)

「いつまでに」を答えないというより”答えられない”ですね。


サラリーマンは全員忙しいことが前提です。
期限は自分で決めた方がよいと思います。

ホワイト企業に務めていることが前提ですが。
いや、ホワイト部署ですかね。

「いつまでに」を決めない日本人

おわり

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