エベレストより高いプログラマーのプライド

何百万回と同じようにif文やfor文を書いてきました。
毎度毎度、同じようなシステムをつくってきました。
少なからず自分のスキルに自信があります。
人にソースコード見られるのは嫌いです。

開発したものにはアタリもあればハズレもあります。
僕的にはアタリだけどユーザー的にはハズレのものもあります。
逆のものもあります。

ただ、どれも大当たりではありません。
社内(or お客さん(B to B))という狭い範囲にしかリリースしていないからです。
お客さん先の何かの製品に搭載されて大量に販売されることはあります。
ただ、僕が作ったものが売れたわけではなく、
搭載する製品自体が目的で僕がつくったものはタダのおまけです。
そういう意味で大当たりはありません。

自分が作ったソフト

最近、僕のつくったソフトを使いたいからと、搭載された製品を買う人が出てきました。
社内で盛り上がっています。枝葉が増えました。
キャッチコピーを勝手につくってくれたりパンフレットを作ってくれたりアイコンを作ってくれたり・・・。
すごくイヤです。

僕は静かに暮らしたい。
匿名でいたい。「僕さんが作ったソフト」と言われたくない。
そんな感情でいっぱいです。
何を間違ったのか。

矛盾した感情ですが「自分はすごい」と人に思わせたい感情があります。
「こんなしょーもないもの自分でもつくれる」とか
「こんなしょーもないもので何で稼げるんだろう」とか
常に小人物根性たっぷりの管を巻いて生きています。

そして今回盛り上がっているツールは僕の開発したソフトの中で上位に入るほどつまらないものです。
こんなものを「僕さんが作ったソフト」と言われたくない。
どうしてこうなったのか。

ムダな保身

作ったソフトに特殊性も専門性もありません。
当然ですが技術者からの評価は低いです。
技術者に説明すると反応が薄く心がえぐれます。

僕は心の中で勝手なアテレコして勝手な反論します。

相手「(まぁ、製造の人だし、こんなもので盛り上がるのも仕方ないよね)」
僕「(いや、あなたより僕の方がキャリア長いし・・・)」

僕の心の中はぐるぐるしています。
褒められてもけなされているようにしか聞こえません。

挙句
「こんなしょーもないもの、何が良いかわからないんですけどね」
と、無駄な保身。

まとめ

予想に反して人気が出てしまい、
特許の権利割合とか誰のアイデアだとか
開発者に誰の名前を入れるかとかで微妙な不和が生じています。
あぁ無情。

この感情を表す言葉は無いものでしょうか。
ボキャブラリーの無さが悔やまれます。

おわり

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