英語嫌いがようやく到達したTOEIC540点(神の領域)

僕の勤め先では昇格要件にTOEIC510点というのがあります。
日常会話程度であればC,C#,C++,アセンブラ(最近JavaとPython勉強中)辺りが使える僕ですが、不幸にも英語は全然ダメです。
しかも来年は昇格要件が必要な役職に挑戦する年。今年取るしかないんですよね。

年初は「ま、一年もあれば余裕っしょ?900点行けんじゃね?」とタカをくくっていたのですが、折り返し地点6月の試験で380点。
38歳まで苦手だったものが、たった一年でどうにかなるわけないのです。
ただ、先月とうとう540点とれたので、非常に恐縮ですが書かせて頂きます。

なぜ、500点台ごときで記事にしようと思ったのか

ちまたに溢れるTOEIC持論記事は、英語ネイティブの記事です。間違いありません。
900点を超えた時点で、そろそろ俺もTOEIC持論だしても恥ずかしくない点数じゃね?
って人が書いています。
TOEIC初学者が自信なくさないように自分も最初は最初300点台だったよ。から始めてくれます。
優しいですね。涙が出ます。

しかしそこからのスピードが尋常じゃない。
400点~500点台なんてなかったことに。あっという間に600点、700点、800点。
800点辺りでちょっと手間取ったけど念願の900点台へ!!
何そのサクセスストーリー。
異世界転生とかチートとかそういう話?
テンポが速すぎてついていけません。

僕は300点~400点で長年停滞していました。
そこが一切書かれてないので、正直参考になりません。
そんな経緯から記事を書こうと思いました。

間違っても500点台で記事書く人はいないんじゃないでしょうか?知らんけど。

きっと英語嫌いの苦しみが分かりつつ(むしろ相変わらず苦しんでいる)、少し英語ができる領域に入ってきた今の状態の意見に需要があるハズ!

会社では、隣の席のTOEIC900点台が言います。
It’s not rocket science.(ロケット飛ばすんじゃないんだから、それ(英語)は難しいことではない)

僕は言います。
英語しゃべるくらいなら、ロケット飛ばす方が100倍簡単だ!!

真正英語嫌い

最近の自分の変化を鑑みながら、何故英語ができないのかを考えてみました。

It’s not rocket science.

僕の脳内はこんな感じです。
「それは ではない ロケット 科学」
この不快極まりない日本語。マジで嫌い。

まぁ、この程度の短さなら、この嫌気の指す日本語訳でも何となく意味がわかります。
ただ、少し長くなるとお手上げです。

The author concludes that the happiness of the people is because of their seclusion.

僕訳「ザ オーサー 著者 コンクルード 結論づける ザ ハピネス 幸福 オブ 人々 は ~のため 彼らの セクル・・・(ん~ちょっとわかんないな)」

まず、意味の分からない単語が出てきて辛い。
単語調べてseclusionが隔離だと分かっても意味不明。
気色の悪い脳内で響く僕訳も不愉快ですし、意味もわからなさすぎて不快です。
こんな意味不明な単語の羅列、一文を読み終えるまでも覚えてられない。絶対無理。

で、テキストの訳を見ます。
テキスト訳「人々の幸福感は閉鎖性から生まれているというのが著者の結論だ。」

絶対に自分ではできない和訳が出てきて完全に心を折られます。
こんなもの好きになれるわけがないし、一生できる気がしない。

真正英語嫌いは、本当に英語が嫌いです。

容赦ない部下

話は変わりますが、
3カ月程前、部下のA君が
そろそろ自分もTOEIC受けようかと思いまして・・・
などとのたまいやがりました。
1週間ほどの勉強で、あっさり昇格要件を満たすという暴挙を成し遂げてくれたのです。

一方僕は、今年に入ってから毎月TOEICを受けています。
毎朝出勤前に5分~60分(平均30分程度)TOEICの問題集を解いています。
通勤時間片道1時間の往復計2時間は英語の音声を聞き続けてきました。

単語も結構やりました。
TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ。5周はやってます。今やTOEICの単語でわからないものはほぼありません。

文法もやりましたよ。English Grammer in Use。
ユーチューブでおススメしてたんで買いました。
声出して全フレーズ20回ずつは読みました。

で、A君と同じ時期のTOEIC結果は460点。

・・・はぁ?

最近変わってきたこと

超どんガメですが、ようやく500点台にのりました。
聞いてやってください。540点ですよ。
小躍りしました。

実は最近少し英語に抵抗がなくなってきたなと実感していました。
前々回受けた試験で、「510点行けたかも?」と、初めて手ごたえ得たのです。
結果は465点でしたけど。

で、目標達成できた前回はもう少し自信をもって「510点行けたかも?」とワイフに言えました。

では、何が手ごたえだったのか?ですが、
訳さずに何となくわかるようになってきました。
先程の例でお話しします。

The author concludes that the happiness of the people is because of their seclusion.

ぶっちゃけ全然意味わかりませんよ。
ただ、何となく以下のように文の切れ目がなんとなくわかるようになり

The author concludes / that the happiness of the people is because of their seclusion.

オーサーがなんか言ってるって?あぁ、thatの後で説明か。
人々のハピネスはセクルージョンのお陰なんだ。意味不明。笑える。
ってな感じで捉えるようになりました。

最近ちょっと変わってきた理由について、次でお話しします。

自然と変わった英語との接し方

単語やるのをやめました。面白くない。
文法もやめました。面白くない。
英語の長文をただひたすら読むようになりました。

とりあえず全体的に読んで、何となく意味がわかるかどうかを試し、
わからない文があればGoogle翻訳に打ち込んで意味を見る。
テキストの美しい和訳は一切読みません。

The author concludes that the happiness of the people is because of their seclusion.
Google訳「著者は、人々の幸福は彼らの隔離のためであると結論付けています。」

Google翻訳だと、打ち込んでいる最中に意味が出てくるので、頭から英文の意味をとらえていく練習になります。
後、ちゃんと日本語として破たんしていないのに、辞書で引けば出てくる単語の使い方を方してくれるので助かります。

テキスト訳の
人々の幸福感は閉鎖性から生まれているというのが著者の結論だ。
みたいに、幸福感とか閉鎖性とか、粋な訳もってこられても自信を失うだけですが、
Google訳の
著者は、人々の幸福は彼らの隔離のためであると結論付けています。
みたいな辞書で出てくる意味を使った訳だと自分でもできそうな気がします。
しかも打ち込んだ文章を合成音声で聞けるという嬉しさ付き。

ところで、Googleの訳だと、文が意味不明なのですよ。
幸福は隔離の為?
なのでGoogleの訳だと、元の文自体が意味不明ということに気づけます。

ただ、テキストの
幸福感は閉鎖性から生まれている
だとわかった気になる言い回しなんですよね。
中二病アニメで何言ってるのかさっぱりわからないのに「深い」と感じちゃうアレみたいな感じです。
あぁ、何で僕はこんな風に意味をとらえることができないんだろうか・・・。
意味がわからないのを英語力のせいにして、自信を失います。

ちょっと英語に興味が出てきた

僕訳「ザ オーサー 著者 コンクルード 結論づける ザ ハピネス 幸福 オブ 人々 は ~のため 彼らの セクル・・・(ん~ちょっとわかんないな)」
の時は本当に辛かった。

seclusion→隔離と100回書いたり調べたりして覚えても
僕訳「ザ オーサー 著者 コンクルード 結論づける ザ ハピネス 幸福 オブ 人々 は ~のため 彼らの セクルージョン 隔離」
となるだけですしね。全く意味わからんし何も頭に残らん。

でも、今は
人々のハピネスはセクルージョンのお陰なんだ
みたいな読み方で、何となく内容のイメージが沸くになってきました。
しかも、何かちょっと楽しい。
ルー大柴?

まとめ

色々書きましたが、真正英語嫌いは、脳内でコンパイルは通ってもセマンティックエラーが多発です。

あなたに「単語は全部わかるのに、意味が全くわからない。」の意味わかりますか?

どこかの誰かに、少しでも響くことを願って。

おわり

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