合成音声はTOEIC高得点取得に有効か?

今回のお題ですが「合成音声はTOEIC(僕的)高得点取得に有効か?」です。
さて、今回もくだらない好奇心に抗えず約1年間実証実験を続けてみました。

TOEIC480点から625点の600点越えを達成。
ちなみにリスニングは400点。

というわけで、合成音声のTOEICにおける有効性についてご報告させていただきます。

勉強法

合成音声の効果検証のため以下のツールを使用しています。
僕が作った怪しいソフトですがご自由にお使いください。

ZeikomiEnglish

僕の勉強法は単純です。
好きな題材の英文を準備し、ひたすら聞きながら真似して発音するを繰り返します。
他は特にやってません。

補足するとすればTOEICテストを毎月受けていることくらいです。

結果

TOEICテストの結果は以下の通りです。期間(2022/12-2024/1)

22/12~23/6まではおとぎ話を題材に英語の例文を繰り返しました。
しかし23/2月をピークに一気に点数が落ちます。

この時期の落ち込みは明白で「漫画を読みながら合成音声を聞く」というスーパー学習法を思いついたからです。

巷でよく見聞きする「聞き流す」や「シャワーのように浴びる」は全く意味がないということです。英語嫌いには訃報ですね。
僕は現実を受け入れられず復帰に4か月を要しました。

以下のグラフはTOEICの点数の3か月平均を表しています。

23/6月に底を打ってから右肩上がり。
個別に見た場合ではばらつきがありますが、
直近3か月の平均値で見ると明らかに点数が伸びています。

この時期の勉強法は

  • TOEIC模試のPART5の文章5つを再生しながら発声する
  • 上を約30回繰り返す

これは真面目にやりました。
たまに30回を超えることもありましたが概ね30回です。

考察

ベンチマークとして以下の記述を参考にします。

In a large-scale study of students in courses of study over 200 hours the average gain was just 110 points (Saegusa 1985)
(出典:OXFORD UNIVERSITY PRESS 『A Teacher’s Guid to TOEIC© Listening and Reading Test Prepairing Your Student for Success)』

TOEICで110ポイント上げるためには200時間の学習が必要とのこと。

で、合成音声学習法の結果。

グラフによると110点アップの590点を最初に超えるのは625点の1月です。
学習時間の合計は280時間かかっています。

つまり僕の合成音声学習法は特に小細工しない普通の勉強法に劣るようです。

まとめ

くそぉ!!

おわり

付録

試験日 過去3回平均点 点数 L R 学習時間合計 1日平均学習時間(分)
2022/12/18 480.00 480 285 195 10.37
2023/1/29 507.50 535 305 230 52.33 59.94
2023/2/26 530.00 575 320 255 72.14 42.45
2023/3/19 528.33 475 320 155 93.66 61.49
2023/4/23 523.33 520 310 210 131 64.01
2023/5/21 471.67 420 240 180 160 62.14
2023/6/10 456.67 430 290 140 191.46 94.38
2023/7/23 476.67 580 350 230 227.16 49.81
2023/8/20 516.67 540 310 230 239.03 25.44
2023/9/10 525.00 455 275 180 243.65 13.20
2023/10/29 526.67 585 320 265 256.44 15.66
2023/11/19 533.33 560 355 205 260.91 12.77
2023/12/10 560.00 535 315 220 267.97 20.17
2024/1/28 573.33 625 400 225 281.08 16.05

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