システムエンジニアが嫌われる7つの理由

僕はSE(システムエンジニア)を名乗る人に良いイメージを持っていません。
ネガティブなイメージを持っているのは僕だけだろうか?
少し気になってツイッターで聞いてみました。

ツイッターの評価

まず、システムエンジニアって必要なのか?
ですが、結果は以下の通りです。

次にシステムエンジニアに対する印象を質問してみました。

必要性は感じているものの、
ポジティブとネガティブが拮抗しているという結果。

どうやらシステムエンジニア嫌いは僕だけではなさそうです。

システムエンジニアが嫌われる7つの理由

システムエンジニアが嫌われる理由についてご説明します。
ここからは僕の経験談になります。

  1. システムエンジニアが嫌いというよりPCが嫌い
  2. やたらユーザーに決めさせようとするシステムエンジニア
  3. システムエンジニアって一体何する人なの?存在意義に疑問
  4. 実際にソフトウェアを作ってくれる人より報酬が高い
  5. 人のせいにしがちなSE
  6. 長引くSEの会議
  7. 私SE、あなたプログラマー

ざっと挙げてみましたが、ここから詳しくご説明いたします。

1.システムエンジニアが嫌いというよりPCが嫌い

PCは脅威だらけです。

  • 赤いマークのエラー
  • 何を言ってるかわからないメッセージ
  • アプリのフリーズ
  • アプリの強制終了
  • あやしいアプリのうっかりインストール
  • ブラウザハイジャッカー

自分の力で対処できない人の言い分は
何もしてないのに壊れた
こういった方はシステム全般(システム屋を含む)を憎んでいます。

2.やたらユーザーに決めさせようとするシステムエンジニア

XXみたいなことできないかな?
そうだ!システムエンジニアに聞いてみよう。
軽いノリで聞いたら地獄です。

  • サーバーはどうしますか?
  • ネットワークはどうしますか?(どうなっていますか?)
  • データベースはどうしますか?何を使いますか?
  • このライブラリを使うとライセンスがグレーです。どうしますか?
  • 画面はどのようにしますか?
  • 機能はどのようにしますか?
  • ピークアクセスはどう考えますか?
  • こういうケースはどうなりますか?
  • 異常系はどこまで考慮しますか?
  • 履歴は何年保管しますか?
  • この場合とこの場合矛盾しますが、これを諦めることはできますか?
  • これは技術的に不可能です。どうしますか?
  • この機能操作性が悪いように感じますがどうしますか?
  • プロジェクトに遅れて間に合いそうにありません。どうしますか?

やりたいことは些細な事なのに人生をかけた決断を迫られます。

3.システムエンジニアって一体何する人なの?存在意義に疑問

プログラマー?プログラミングする人です。何となくわかります。
プロジェクトマネージャー?プロジェクトなるものをマネジメントする人です。これもわかります。

では、システムエンジニアは?
役割が不明確です。

Wiki抜粋

システムエンジニア(略称:SE、エスイー)とは、日本において
情報システム関連の業務に従事する者を指す用語である。
和製英語。

「システムエンジニア」が指す具体的な職域は企業や団体によってまちまちであるため、
企画,設計,開発,評価,プロジェクトマネジメント,コンサル,工事,保守,運用以外にも
様々な業務内容があると推測できる。
とはいえ、全般的には情報システム関連の業務に携わる者が
大雑把にシステムエンジニアと呼ばれる傾向がある。

和製英語なんだ・・・。

名前が汎用的で個人の能力や専門性を表しません。
当然人によって能力に大きな開きがあります。
ちょっとPCに詳しい人から天才と呼ばれる有名人まで。

ツイッターの結果を見るとネガティブとポジティブの印象は半々でした。
半分アタリで半分ハズレですね。

SEに怒られたけど解決しなかった。
そんな経験お持ちでないですか?

もっとも自分の専門性を認識している人はSEとは名乗らないと思います。

4.実際にソフトウェアを作ってくれる人より報酬が高い

システムエンジニアやITコンサルを名乗る人は単価が高いケースがほとんどです。

僕がIT企業に勤めていた時、僕らプログラマーは人月100万円で請け負っていました。
一方で名刺にシステムエンジニアと書いてある人は人月140万円~。
ITコンサルタントは人月200万円-300万円でした。

話は変わりますが社内SE部門の話です。
僕はいくつか部署を立上げ製造部門で製造系のソフトウェア開発・インフラ・工場セキュリティを統括しています。
特にシステム開発を前面に出しておりSEなるものと距離を置いています。

我が社は事業部採算性をとっておりソリューション事業部なるものが存在します。
その中にSEを名乗る部署が点在しておりそこの出世スピードはダントツです。
僕の出世スピードも製造部門の中では早い方ですが
花形部門であるSEには年収数百万単位で劣ります。

5.人のせいにしがちなSE

日本人全般に言えることですが、
特にSEを名乗る人は人のせいにしがちに感じます。
偏見かもしれません。

実体験の話ですが、以下のような発言を良く耳にします。

  • ユーザー要因でシステムがうまく使われていない
  • プログラマー(開発者)要因でプロジェクトが遅れている(失敗した)

自分自身で成果物を作らないからか、
どうも参画しているプロジェクトを他人事として捉えている節があります。
正直なところSEやコンサルの責任領域が不明瞭です。

また、SEの位置づけを相談役(オブザーバー)としている体制図をよく見かけます。
先ほどの項目でコストの高さについて言及しましたが相談役だとコスパが今一つです。

6.長引くSEの会議

SEというよりコンサル寄りの話です。
業務関連のシステム開発において業務分析は必要です。
業務分析を実施するとなると高いスキルが必要になります。

ライブで議論し限られた時間で結論を導き合意形成する必要があります。
通常優秀なSEであれば一つ二つ得意なフレームワークやダイアグラムを持ってるハズです。
例えばPFD、BPML、特性要因図、KJ法など。
僕は日産が提唱していたV-upが結構好きです。
悪名高きカルロス・ゴーンですが。

シャイなのかツールの使い方に自信がないのか勉強不足なのか
あまりフレームワークを使おうとする人を見かけません。

否定だらけのブレーンストーミングで長時間愚痴を言い合い
箇条書きの文字を眺めたりばらしたりするだけの打ち合わせ。
100も200もある愚痴の箇条書きで合意をとろうとします。
それは無理ですって。

アウトプットのない長時間・長期間かかる会議は誰だってストレスがたまります。

7.私SE、あなたプログラマー

これについては個人的な恨みです。

同じプロジェクトで
私SE、あなたプログラマー
と僕に言った輩がいます。

プログラマーを下に見たことを僕は一生許しません。

まとめ

久しぶりに更新したらこの記事の制作に10時間かかりました。
何をやってるんだか。

おわり

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