僕は勉強が好きな人間ですが英語は全くダメです。
結構な量の英語の勉強をしてきたと自負しています。
世間様の言うTOEIC700点ならXX時間勉強しろというのはとっくに超えています。
しかしTOEICの結果を見ていただければわかるように燦燦たる状況です。
なぜこれほどまでに英語の勉強はうまく行かないのか?
少し面白そうなデータがとれ始めてきたのでご紹介です。
- 文章中の知ってる単語率と翻訳が必要だった文の数
- 文章中の知ってる単語率と聞き返した回数平均
題材
今回教材として使用するのは以下の2種の童話です。
いずれも身分の低い主人公が美しいお姫様との格差婚を目指すのお話。
偶然手に入ったチート能力で王様やお姫様からの3つのクエストをこなす・・・
と思いきや棚ぼたで得たチート能力が活躍するのは最初だけ。
後は動物や不思議なおじいさんの力に頼るという他力本願な物語。
途中に差し込まれる展開も中々見ものです。
飢えたカラスを助けるため一緒に旅してきた馬を殺して餌として与える鬼畜展開や
ホントにこいつでイイの?と主人公に問い詰めたくなる完全性格ブスのお姫様。
と、ネタバレはこの辺にしておきます。
昨今の異世界転生ものに飽きた方は一度読まれてみてはいかがでしょう。
僕は結構好きです。
結果
では、本題。
以下は知ってる単語率と翻訳回数やフレーズ再生回数をTableauでグラフ化しました。
https://public.tableau.com/app/profile/zeikomi552/viz/ThewhiteSnake-StudyEnglish/sheet0
※グラフ化にはTableau Publicを使用しています。
ご興味のある方はぜひお試しください。
Tableau Publicはデータを公開する必要がありますが無料でデータをグラフ化(可視化)できるBIツールです。
知ってる単語率と翻訳回数
1周目は単語知ってる率が80%台です。
翻訳回数は77の行数に対し39行と約半分も意味がわかっていないということになります。
わからない単語は必ず検索し少しでも不安が残るフレーズ(行)は翻訳にかけています。
しかし2周目は単語知ってる率が95%近くまで上昇し翻訳回数も一気に減ります。
おそらくストーリーがほぼ頭に入ってますね。
3周目以降は横這いですが7周目には文の翻訳が必要なくなる模様。
フレーズ再生回数
フレーズ平均再生回数は"何回聞き返したところで意味が理解できたか?"です。
聞き返す回数は初見では6回~ですが7周目には2~3回までに減少します。
しかしなかなか一発で聞き取れる領域には行けないようです。
僕も稀に一発で聞き取れるものがあるのですが既に知ってるフレーズや構造だったりします。
あまり考えたくはないですが一発で聞き取れる人は相当数のフレーズが頭に入ってる可能性があります。
丸暗記とは言いませんが既に何度も聞いたことある近いフレーズがあるのでしょう。
少なくとも初見では6回以上聞き返さないと文意がわかりません。
考察
冒頭の疑問に戻ります。
なぜこれほどまでに英語の勉強はうまく行かないのか?
今回グラフ化してわかってきましたが上側のグラフに要因があると考えます。
要は
内容を憶えてしまってつまらない
ではないかと。
1周目はわからないことも多く楽しくやれるのですが2周目はほぼ意味がわかります。
学校の点数は取れても英語に触れる時間は減り英語力がつかないという自体に陥ってるのではないでしょうか。
日本人の英語能力の平均的な低さは
記憶力の高さが邪魔をしているのではないか?
という前向きな仮説を立てておきます。
まとめ
僕という英語コンプレックスの塊がデータ分析やプログラミング能力を駆使しもしかしたら英語学習業界に革命をもたらすかもしれない。
というワクワク感。
英語の勉強そっちのけになってる感は否めませんが。
おわり
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