ソフトウェア開発におけるプロジェクトマネージャ(リーダー)の苦悩と解決策(初級編)

ソフトウェア開発におけるプロジェクトマネージャ(リーダー)の苦悩と解決策(初級編)

若き悩めるプロジェクトマネージャー(リーダー)さん。
あなたはプロジェクトマネジメントの教育を受けたことがありますか?

今回はアンケートを踏まえて
悩める若きプロジェクトマネージャー(リーダー)に何等かのヒントが提供できれば・・・いいなぁ。
という感じの記事です。

アンケートの内容

世間はプロジェクトマネジメント教育をするのか?
という疑問がわいたので聞いてみました。

アンケート結果は以下の通りです。
プロジェクトマネジメントの教育を受けたことがありますか?

約1/4が教育を受けており残りは受けていないとの回答。
あなたも教育を受けていないクチですかね。

技術の上級職は管理職?

通常ある程度のスキルを獲得したプログラマーがプロジェクトマネージャーやリーダーを担います。
これはIT企業に限らず製造業でも同じです。
技術者は特定の役職までしか上がれず上に行くには管理職になる必要があります。

マネジメントの壁にぶつかった優秀な人は
「XXを作らせたら右に出るものはいない!!」から
「昔はすごい人だったんだけどね。管理職になってからパッとしないね。」
と無能扱いされる人生です。

この構造は何十年も前から言われています。

スーパープログラマーや超上級技術者に
経営層を超える報酬が支払われることはおそらくありません。

諦めてマネジメント技術を磨きましょう。
ただし、今回は"プロジェクト"マネジメントのお話です。

よくある規模のソフトウェア開発

プロジェクトマネジメントに悩む人は
IPAのプロジェクトマネージャー試験に挑戦したりPMBOKを勉強したりします。
ただ、資格はとれても業務にマッチしません。何故か?

少し話は変わりますが、開発規模について以下の統計が出ています。

IPA ソフトウェア開発分析データ集2020(PDF)

2000人時(12.5人月)くらいがちょっと山が高いですね。
そんな規模のプロジェクトをやってない!!と思ってる方。
もう少し身近な数字にしてみます。
3人で3カ月のプロジェクトはどうですか?
9人月やんっ!!計算間違っとる!!は尚早です。

3人(自分を含む)のプロジェクトで
毎日4時間残業(22時~23時帰り)で力づくで終わらせると
2000人時ちょっと超える程度です。近づいてきました?
上級プログラマーの力づくマネジメントでこなせるサイズです。

中央値は7630人時。およそ47人月。
通常、プロジェクトマネジメントにしくじると簡単に3倍から5倍に膨らみます。
小さい規模をこなしてきたマネージャーが
少し大きめ(3人で5カ月)のプロジェクトに手を出して失敗すると45人月以上。
10人月を超える当たりから力づくが難しくなるため、
プロジェクトマネジメントのスタイルを変える必要があります。

では、「資格はとれても業務にマッチしません。何故か?」の疑問に戻ります。

資格が題材とするプロジェクトは開発規模(100人月超のものが多い)が大きすぎるのです。
また、そこまで(人事権等)の裁量を与えられていないことも多い。

本題です。少し現実的なプロジェクトマネジメントのお話をしましょう。
これまでに経験した思い出したくもないプロジェクトを思い出しながら
次を読んでもらえれば嬉しいです。

参考プロジェクト:土地を耕すプロジェクト

あなたはプロジェクトマネージャー(PM)です。
Aさん,Bさんの2名を使って構いません。

目の前に広がる広大な土地を3カ月で耕してください。
途中、草が生えてるかもしれませんし岩があるかもしれません。
耕す範囲はそこまで行けば見ればわかります。

では、どうぞ。

とりあえず耕せと指示し
自分も一緒になって耕すのが一般的なプレイングマネージャーです。
「一つずつ積み上げていけばいつか終わる」作戦です。
作業量が見えていないので運任せのプロジェクト。残業も多くなりがちです。

簡単な内容のプロジェクトです。
おそらくどういうマネジメントをすべきかはわかるでしょう。
全体像把握のため数日かけて作業量(今回は範囲となる枠線)を把握します。
次に一日当たりどれくらい耕さないといけないかを考え線で区切っていきます。


それな。普通の精神だとできないんですよ。

こんな感じ。

焦るし、イラつく。で、こんな感じ。

全体像の把握に時間を割かないといけないのに、作業指示を出すのに手一杯になります。

で、デジャブ。やっぱり運任せのプロジェクトです。

初期の頃は、本音を言うとAさんもBさんもいない方がよい。

もし、いる場合は
「XX日後からきっちり働いてもらうから自分の作業環境を整えるなり自由にしてて」
と完全に放置し、自分は全体像の把握とタスクの分割に努めます。

プロジェクト初期にできる岩の移動や草むしり等どうでも良いのです。

まとめ

完全に人を放置する覚悟が中々難しいと思います。
焦りやプレッシャーもあります。

また、タスク分割する能力もスキルの一つです。
訓練が必要で中々うまくできません。

仕様は不明確で実際にやってみないとわからないことも多い。
わからないことを決めていくというのはものすごい重圧です。

わからない不安に耐え切れず
実際に作り込みながらタスク分割をする人がいます。
これでは本末転倒。

AさんBさんが準備したものだけを見て
あなたにいちいち聞かなくても作業を進められる状態を作るのです。
「ここまで細かく説明しないといけないの?その程度のこと空気読んでよ」
という気持ちにもなります。でも、諦めてください。
日本人は責任がちらつくと全てプロジェクトマネージャーに確認します。

是非、

  • 全体像の把握
  • 上げ膳据え膳のタスク分割スキル

を磨いてください。
作業者が一切質問しなくても自分で作業できる状態までお膳立てするのです。

最初の一歩ですが大きな一歩です。
ここに気付けばプロジェクトマネジメントが楽になります。

おわり

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