炎上プロジェクト一度は経験すべき?

炎上プロジェクト一度は経験すべき?
ネット上でこの話題をちょくちょく見かけます。

今回は「炎上プロジェクトを経験すべきかどうか」について僕の考えをご説明します。ご興味があればお付き合いください。

アンケート結果

まず、アンケート結果からです。
みなさんがどう考えているのか知りたくてツイッターでアンケートをとりました。

経験すべきと考える人が35.5%(選択肢の1個目と2個目)と結構いらっしゃいます。
1度も経験すべきではないと考える人は45.2%。
経験すべきでないと考える人が少し優位。
よほど辛い想いをされたのでしょう。

炎上プロジェクトって何?

炎上プロジェクトって何?
という方が約19.4%いらっしゃいますので
僕が経験した炎上プロジェクトの一部をご紹介します。

  • なぜか社運がかかっている
  • 納期以外のスケジュールが不明確(その納期も既に過ぎている)
  • 仕様の説明が口頭や手書きのメモ
  • 仕様がソフトウェアの名前から想像
  • 「え?もう仕事終わったの?じゃ次これやって」の繰り返し
  • 早く帰ろうとすると「暇なの?じゃこれやって」
  • 有給や休みを取ろうとすると「ホントに休んで間に合うの?」。
    何が何に間に合えば良いのかは不明
  • こなした仕事が正しいかどうかわからないまま次へ
  • リーダーの怒号 vs メンバーの「何が正解かわからない」
  • メンバーの言いがかりに近い責任回避目的の質問攻め
  • 「内容関係なし。遅くまで残って頑張ってる。」が仕事
  • "こんなんやっても意味ねーし"族、トイレや喫煙所にやたら出入り
  • "こんなんやっても意味ねーし"族に有能メンバーがキレる事案が日常化
  • パレートの法則(20:80の法則)が健在化、80%の人が進捗なし
  • 「大丈夫か → 説明しろ → 頑張れ or 何とかしろ」と邪魔をするだけの偉い人
  • 心のセルフチェックに全力で回答、悪い結果で元気になるメンバー
  • 不良メンバーに注意できないリーダーやプロジェクトマネージャー
  • リーダーの入院・失踪・退職
  • 有能メンバーの入院・退職
  • メンバーから異臭や大量のフケ
  • 地面や机に散らばる大量の髪の毛
  • 欠員補充で素人大量増員、教育係は先日参画したばかりの人
  • 新メンバーが(サブ)リーダーに抜擢
  • 経験の浅いメンバーが増員のための面接対応
  • ビルドの通らない処理のコミットが頻発
  • 資料の紛失・古いもので上書きが頻発
  • 暴力的な発言の増加
  • 顧客の入院と音信不通
  • 長期休暇や休日はバッファ

という感じ。伝わりますかね。
面白いのを思い出したらまた追記します。

経験すべきかどうか?

経験すべきかどうか?という話ですが
こんなの経験したいですか?
が、僕の回答。質問に質問で返すなと怒られそうです。
僕は二度とこんな経験ごめんですね。

一つ言えるのは参画するならば
「ゴールがない(見失っている・見ていない)プロジェクト」よりは
「ゴールが具体的に見えているプロジェクト」の方が良いということです。

ゴールはXXXを作る(XXXを完成させる)ことだっ!!
になってるプロジェクトは危ないですね。
何を以って完成かもわかりませんし達成基準が不明確です。

まとめ

残念ながらIT関連の仕事を長くしていると通常数年で1度や2度経験してしまいます。メンバーとして経験してもリーダーとして経験しても地獄。
あえて自ら飛び込むことは無いと思います。

おわり

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コメント

“炎上プロジェクト一度は経験すべき?” への2件のフィードバック

  1. のアバター
    匿名

    炎上プロジェクトの恐ろしさは経験してない自分からするとあまり実感がわかないです。
    炎上プロジェクトの恐ろしさを知らないと炎上プロジェクトを起こすから経験すべきと言われるのかな?と思いました。
    (自分は大学生です)

  2. ¥552(税込)のアバター

    コメントありがとうございます。
    一度失敗を経験しておくと気を付けるようになるという意味では良いですね。
    自分の壊れてしまわない丁度良い規模の炎上を運よく経験できるかどうか。
    経験するべき派と経験しないべき派の分かれ道かもしれません。

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