炎上プロジェクト一度は経験すべき?
ネット上でこの話題をちょくちょく見かけます。
今回は「炎上プロジェクトを経験すべきかどうか」について僕の考えをご説明します。ご興味があればお付き合いください。
アンケート結果
まず、アンケート結果からです。
みなさんがどう考えているのか知りたくてツイッターでアンケートをとりました。
炎上プロジェクトの考え方について教えてください。
— zeikomi552 (@Zeikomi552) August 17, 2022
経験すべきと考える人が35.5%(選択肢の1個目と2個目)と結構いらっしゃいます。
1度も経験すべきではないと考える人は45.2%。
経験すべきでないと考える人が少し優位。
よほど辛い想いをされたのでしょう。
炎上プロジェクトって何?
炎上プロジェクトって何?
という方が約19.4%いらっしゃいますので
僕が経験した炎上プロジェクトの一部をご紹介します。
- なぜか社運がかかっている
- 納期以外のスケジュールが不明確(その納期も既に過ぎている)
- 仕様の説明が口頭や手書きのメモ
- 仕様がソフトウェアの名前から想像
- 「え?もう仕事終わったの?じゃ次これやって」の繰り返し
- 早く帰ろうとすると「暇なの?じゃこれやって」
- 有給や休みを取ろうとすると「ホントに休んで間に合うの?」。
何が何に間に合えば良いのかは不明 - こなした仕事が正しいかどうかわからないまま次へ
- リーダーの怒号 vs メンバーの「何が正解かわからない」
- メンバーの言いがかりに近い責任回避目的の質問攻め
- 「内容関係なし。遅くまで残って頑張ってる。」が仕事
- "こんなんやっても意味ねーし"族、トイレや喫煙所にやたら出入り
- "こんなんやっても意味ねーし"族に有能メンバーがキレる事案が日常化
- パレートの法則(20:80の法則)が健在化、80%の人が進捗なし
- 「大丈夫か → 説明しろ → 頑張れ or 何とかしろ」と邪魔をするだけの偉い人
- 心のセルフチェックに全力で回答、悪い結果で元気になるメンバー
- 不良メンバーに注意できないリーダーやプロジェクトマネージャー
- リーダーの入院・失踪・退職
- 有能メンバーの入院・退職
- メンバーから異臭や大量のフケ
- 地面や机に散らばる大量の髪の毛
- 欠員補充で素人大量増員、教育係は先日参画したばかりの人
- 新メンバーが(サブ)リーダーに抜擢
- 経験の浅いメンバーが増員のための面接対応
- ビルドの通らない処理のコミットが頻発
- 資料の紛失・古いもので上書きが頻発
- 暴力的な発言の増加
- 顧客の入院と音信不通
- 長期休暇や休日はバッファ
という感じ。伝わりますかね。
面白いのを思い出したらまた追記します。
経験すべきかどうか?
経験すべきかどうか?という話ですが
こんなの経験したいですか?
が、僕の回答。質問に質問で返すなと怒られそうです。
僕は二度とこんな経験ごめんですね。
一つ言えるのは参画するならば
「ゴールがない(見失っている・見ていない)プロジェクト」よりは
「ゴールが具体的に見えているプロジェクト」の方が良いということです。
ゴールはXXXを作る(XXXを完成させる)ことだっ!!
になってるプロジェクトは危ないですね。
何を以って完成かもわかりませんし達成基準が不明確です。
まとめ
残念ながらIT関連の仕事を長くしていると通常数年で1度や2度経験してしまいます。メンバーとして経験してもリーダーとして経験しても地獄。
あえて自ら飛び込むことは無いと思います。
おわり
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