DXの設計書⑥ – 自分のゴールを決めよ

前回の話
自分のゴールはイメージできましたか?
何を変えるのか、何に変えるのか、どのように変えるのか。
誰がいつどこでどうやってその仕組みを使っているのか具体的にイメージできていると良いですね。
実現するための道筋が想像つくならば尚良しです。

まだ、難しいようであればどんどん分割していきましょう。
具体的にイメージできないものは大抵うまくいきません。
人を頼ってもダメです。自分の中のイメージが大事です。

ところであなたがイメージしているゴール。
それは本当に成すべきことですか?


往々にして趣味に走ってしまいます。
人の悩みを聞いて自分の力で解決できるというのは気持ちの良いものです。
作業内容が想像できるというのは、
自分の力の範囲に意識的にとどめている可能性があります。
また、やりたいことに話を捻じ曲げている可能性があります。

やるべきこと、やれること、やりたいこと。

やるべきことにウェイトを置いてください。
このプロジェクトは誰に「成功」と認識させなければならないのでしょうか。
DXの設計書① – 御社のDXは失敗します
いち作業者の悩みを解決すればよいものではありません。
それは、ただの自己満足です。


「他人の見ている自分」と「自分が見ている自分」の評価の差が大きいほど不満は大きくなります。

何故、こんなに頑張っているのに評価されないのか。
何故、こんな良いものなのに誰も使おうとしない。
この良さが理解できないなんてみんなバカだ。

傲慢ですね。

昨今のサービスは共有、Share、イイね!と共感を得る仕組みが多いです。
共感が得られれば一時的に気持ちが満たされます。

不思議ですよね。
一部のお金を稼いでる人達は除いて、ただ「イイね!」のために日々更新している人達。
その価値観は何なのでしょう。

GitHubに集まる人達も、何故あんなにすごいものを無料で公開するのか。
共感に対する欲求は強いようです。

「イイね!」ボタンが「ヨカッタね!」ボタンだったらおそらく流行らないでしょう。

同じ共感でも英語で言えば"Sympathy"と"Empathy"。
分けて考えましょう。この場合Empathyです。

参考:ただの「共感」ではない?現代のリーダーに求められるSympathyではなくEmpathy

仕事も同じで誰かに「イイね!」してもらいたくなります。
しかし、やりたいことに突っ走ってしまうと「ヨカッタね!」です。


やりたいことは忘れましょう。
他人の自己満足など見たくないものです。

個人の決め顔やら顔に食べ物を付けた子供の写真とか・・・。
「ヨカッタね!」ボタンがあれば迷わず「ヨカッタね!」です。

評価者の利益を意識しましょう。
そこをゴールに設定します。

自分のゴールを決めよ

おわり

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